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11月8日 類似薬剤の不正競争事件H(2) |
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知財高裁/判決・控訴棄却
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11月8日 類似薬剤の不正競争事件D(2) |
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知財高裁/判決・控訴棄却
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11月8日 類似薬剤の不正競争事件I(2) |
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知財高裁/判決・控訴棄却
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11月10日 福井市職員の自殺を巡る名誉毀損事件 |
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福井地裁/判決・請求棄却
福井市農林水産部長の自殺をめぐり、自殺の原因を調査した市議会の百条委員会が、同市市議の1人が部長に圧力をかけたとする調査結果を公表したこと、および百条委員会での虚偽陳述で告発したことは名誉毀損にあたるとして、同市議が提訴した。
福井地裁は、「不当な圧力があったと百条委員会が信じる相当な理由があった」、「故意に虚偽事実を述べた疑いがある」として、同市議の訴えを棄却した。 |
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11月15日 “中小企業診断士”教材の侵害事件 |
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東京地裁/判決・請求一部認容、一部棄却(控訴)
経営戦略研究所から中小企業診断士試験用教材の執筆を依頼された筆者が原稿を渡したところ、同研究所代表が筆者に無断で約2分の1に省略し、順序を入れ替えた別原稿を作成して教材発行会社に引き渡した。そこで、筆者は、同研究所と代表および教材出版社に対して、複製権侵害と著作者人格権侵害による損害賠償を求める訴えを起こしていた。
東京地裁市川正巳裁判長は、同代表は筆者の承諾を得なければならないことを認識しつつ無許諾で改変したとして、著作権侵害を認めた。一方、教材出版社に対しては、著作権侵害がないように確認する義務を怠った過失があったとした。
複製権侵害に6万円、著作者人格権侵害に11万円、合計17万円の支払を命じた。 |

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11月17日 彦根市長への名誉毀損事件(週刊新潮) |
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大津地裁/提訴
飲酒運転をした職員の処分に関し、彦根市長は、事故で摘発されても、憲法38条「自己に不利益な供述を強要されない」を根拠として「上司への報告義務はない」とした。
この発言を取り上げた「週刊新潮」は、「歯に衣着せない『バカ発言』」等と書いたが、これが名誉毀損にあたるとして、2200万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴えを大津地裁に起こした。 |
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11月17日 「オリコン」中傷記事事件 |
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東京地裁/提訴
ヒットチャートなど音楽情報提供の最大手のオリコンは、2006年3月発行の月刊誌「サイゾー」に「明かに事実誤認に基づく誹謗中傷記事を掲載」したとして、フリーライター烏賀陽氏のみに対して5000万円の損害賠償請求の訴訟を起こした。
オリコンは、「明かな事実誤認の誹謗中傷」は、烏賀陽氏のコメント部分のみに見られ、烏賀陽氏が「自分が責任を持って行った発言と明言」しているので、烏賀陽氏のみを提訴したとしている。 |
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11月27日 着メロ無断配信事件(刑) |
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長崎県警/逮捕
日本音楽著作権協会(JASRAC)が管理する楽曲を着メロに加工し、自分のホームページから自由にダウンロード出来るようにしていた男性が、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで告訴され、逮捕された。
JASRACは、2002年以来、無断掲載を繰り返し警告していたが、無視されたり、別のホームページで送信を続けるなど、侵害行為が繰り返され、警告メールを送っても送信を止めなかったので、長崎県警に告訴した。
着メロの無許可配信での逮捕は初めてだという。 |
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11月29日 銘菓「ひよ子」立体商標登録取消事件(2) |
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知財高裁/判決・請求認容(上告)
特許庁が福岡市の老舗製菓会社「ひよ子」の立体商標登録を認めたのは不当であるとして、同じ福岡市の製菓会社「二鶴堂」が登録の取消しを求めていたが、特許庁は請求不成立の審決を下したため、「二鶴堂」がこの審決取消しを求めて訴訟を起こしていた。
知財高裁は、同種の形状の鳥の菓子は全国に多数存在し、その形状は和菓子としてはありふれたものであること、販売状況は九州北部と関東などであって必ずしも全国に展開していない等として、立体商標を認めた特許庁の審決を取り消す判決を言い渡した。 |

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11月29日 模写絵画の著作権侵害事件(商品パッケージ)(2) |
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知財高裁/判決・控訴棄却
江戸時代に描かれた風俗図を模写して書籍として出版した研究家の未亡人が、亡夫の模写絵を、被告豆腐製造会社が自社製品のパッケージに無断使用して著作権を侵害したとして求めた損害賠償請求に対する東京地裁の請求棄却判決を不服として、控訴していた。
知財高裁の塚原朋一裁判長は、模写絵に「新たな創作的表現が付与されたものと認められない場合」には原画の複製物であって著作物性はない、モチーフが違うからといって当然に著作物性を認めることは出来ないとして、原判決を維持し、控訴を棄却した。 |

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11月29日 類似商号事件(スポーツ・マーケティング) |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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11月30日 住基ネット・プライバシー侵害事件(関東、近畿66人)(2) |
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大阪高裁/判決・控訴棄却、追加請求一部認容、一部棄却
(一部確定、一部上告)
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12月6日 国語テストへの作品無断使用事件(教材出版6社)(2) |
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知財高裁/判決・控訴棄却
小学生用国語教科書に掲載された作品の著作権者である詩人、作家、児童文学者、学者、翻訳家ら計23人が、「作品を国語のテストに無断で使われ、著作権を侵害された」として、教材出版社6社に損害賠償を求めた訴訟で、請求の一部のみを認めた東京地裁判決を不服として、控訴していた。
知財高裁は、請求の多くについて時効の成立を認め、損害賠償の増額を求める追加請求について時機に後れた攻撃防御方法であるなどとした原審を維持し、控訴棄却を言い渡した。 |

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12月7日 不登校児矯正施設の軟禁・実名報道事件 |
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名古屋地裁/判決・請求棄却(控訴)
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12月11日 住基ネット・プライバシー侵害事件(金沢)(2) |
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名古屋高裁金沢支部/判決・取消
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12月13日 ファイル交換ソフト事件(刑)(Winny) |
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京都地裁/判決・有罪(控訴)
ファイル交換ソフト「ウィニー」の開発者で著作権法違反幇助の罪に問われていた元大学院助手に対して判決が言い渡された。
京都地裁氷室真裁判長は、ウィニーが「著作権侵害に利用されていることを明確に認識、認容しており、非難は免れない」が、「インターネット上で著作権侵害をことさら生じさせることを積極的に意図したわけではない」として、懲役1年の求刑に対して罰金150万円を言い渡した。
元大学院助手は即日大阪高裁に控訴。また、同月26日、京都地方検察庁も判決を不服として控訴した。 |

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12月13日 旅行パンフレットの写真流用事件 |
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警視庁/家宅捜索
大手旅行会社JTBの子会社JTB東海は、都内の写真家が撮影した十和田湖などの2枚の写真を、JTBと写真家との撮影契約が切れているにもかかわらず、写真家に無断で旅行コースを紹介するパンフレットに使用、各地の支店、営業所に配布して著作権を侵害した疑いで、関係17ヶ所の家宅捜索を受けた。 |
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12月18日 プロ野球選手の肖像権侵害事件(野球カード)(2) |
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知財高裁/第2回口頭弁論
プロ野球選手34人が、野球カードやゲームソフトについて、氏名や肖像の使用許諾権限が選手側にあることの確認を求めた訴訟で、東京地裁が下した請求棄却判決に対して知財高裁に控訴している。
この日、第2回口頭弁論が開かれ、労組日本プロ野球選手会前会長の古田敦也ヤクルト監督が3月27日、 公判で証人として出廷することが決定した。 |
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12月19日 商標“ほっかほっか亭”侵害事件 |
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東京地裁/提訴
持ち帰り弁当「ほっかほっか亭」をフランチャイズ展開する「プレナス(福岡)」は、フランチャイズ店から契約料を徴収する「ほっかほっか亭総本部(東京)」に対して、商標権が侵害されたとして約9500万円の損害賠償請求の訴訟を起こした。
プレナスは、「ほっかほっか亭」をダイエーから取得する際に弁当販売の商標権も取得したとしており、「ほっかほっか亭」創業者が設立した「ほっかほっか亭総本部」に対して商標使用料を求めていた。
関連企業同士で商標使用料が争われることとなった。 |
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12月21日 「スナップ写真」無断使用事件 |
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東京地裁/判決・請求一部認容、一部棄却(控訴)
角川書店発行のノンフィクション作品「東京アウトサイダーズ」に、自分が撮影した家族のスナップ写真が無断で掲載されたとして、米国在住の女性が、同書籍の出版・販売の差止め等を求めて提訴していた。
東京地裁は、写真部分の廃棄と販売の差止め、賠償金45万円の支払いを命じた。
設楽隆一裁判長は、「被写体の構図やシャッターチャンスの捉え方において撮影者の創作性」が認められ、著作物性を有するとして、「素人が日常生活の中で無造作に撮影したと思われるスナップ写真」には著作物性が希薄であるとする角川書店の主張を退けた。
また、書籍全体の差止め・廃棄については、「全体として一冊として出版発行されている限りは」「印刷・出版発行の差止めを認めざるを得ない」が、今回の場合は、本文と写真の大半は本件写真の著作権侵害と無関係がないので、侵害写真の箇所に限って廃棄を認めるとした。 |

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12月22日 テレビ番組送信サービス事件(まねきTV)(2) |
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知財高裁/決定・抗告棄却、追加申立却下(許可抗告申立・申立却下)
NHKと在京民放5局は、「まねきTV」のシステム全体が一つの自動公衆送信装置であり、送信可能化権を侵害しているとして、サービス中止の仮処分を申立てたが、東京地裁は却下の決定を下した。これに対して原告側が抗告していた。
知財高裁の三村量一裁判長は、ベースステーションは「一対一」の送信を行う機能のみしか持たず自動公衆送信装置には当たらないとし、ユーザーの端末への番組送信もユーザーの指示に従って行われているとして、原決定を支持し、抗告を棄却し、追加申立てを却下した。 |

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12月22日 テレビ番組送信サービス事件(まねきTV)B(2) |
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知財高裁/決定・抗告棄却、追加申立却下(許可抗告申立・申立却下)
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12月22日 テレビ番組送信サービス事件(まねきTV)C(2) |
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知財高裁/決定・抗告棄却、追加申立却下(許可抗告申立・申立却下)
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12月22日 テレビ番組送信サービス事件(まねきTV)D(2) |
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知財高裁/決定・抗告棄却、追加申立却下(許可抗告申立・申立却下)
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12月22日 テレビ番組送信サービス事件(まねきTV)E(2) |
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知財高裁/決定・抗告棄却、追加申立却下(許可抗告申立・申立却下)
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12月22日 テレビ番組送信サービス事件(まねきTV)F(2) |
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知財高裁/決定・抗告棄却、追加申立却下(許可抗告申立・申立却下)
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12月22日 商標“ラブandベリー”侵害事件 |
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東京地裁/判決・請求一部認容、一部棄却
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12月22日 「将棋ソフト」瓜二つ事件 |
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東京地裁/和解
プロ棋士の武者野勝巳氏は、自社で開発した初心者用将棋ソフトの類似品を販売され、著作権を侵害されたとして、日本将棋連盟の米長邦雄会長とソフト販売会社に対して、約4100万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていた。
この日、東京地裁において、米長会長側が著作権侵害を認め、解決金800万円を払い、将棋専門誌2誌に謝罪広告を掲載することで和解した。 |
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12月26日 人工衛星設計プログラムの職務著作事件(2) |
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知財高裁/判決・控訴棄却(上告)
宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構)の職員が、ロケットや人工衛星の制御データ解析プログラムについて著作権、著作者人格権が自分にあることの確認を求めた訴訟で、東京地裁が下した請求棄却の判決を不服として控訴していた。
知財高裁は、「プログラムに著作物性があるといえるためには、指令の表現自体、その指令の表現の組合せ、その表現順序からなるプログラム全体に選択の幅が十分にあり」「それがありふれた表現ではなく、作成者の個性が表れているものであること」を要し、「プログラムの表現に選択の余地がないか、選択の幅が著しく狭い場合には、作成者の個性表現の余地もなくなり、著作物性を有しないことになる」として、プログラムの創作者が誰であるかを検討した。その上で、『「職務上作成する著作物」の要件については、業務に従事する者に直接命令されたもののほかに、業務に従事する者の職務上、プログラムを作ることが予定または予期される行為も含まれる』として、著作物と認定したプログラムは法人著作物であるとし、控訴を棄却した。 |

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12月26日 外務省機密漏洩事件をめぐる元毎日記者の名誉棄損事件 |
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東京地裁/結審
1972年、沖縄返還協定を巡って、外務省の機密文書を漏洩した疑いで、毎日新聞社政治部記者と外務省女性事務官が逮捕された。報道の自由について、取材方法が裁判上の争点となったが、記者、女性事務官はそれぞれに有罪が確定した。
当時、佐藤栄作首相は「密約なし」と否定し続けたたが、事件後30年、「米国立公文書館保管文書の秘密指定解除措置」で公開された「ニクソン政権関連公文書」の中から密約の存在を示す文書が見つかった。そこで、記者は名誉回復を求めて、2005年、国に謝罪と損害賠償を求める訴訟を起こした。
その後、沖縄返還交渉の日本側事務方最高責任者だった元外務省アメリカ局長吉野文六氏が密約の存在を認める発言をするなど波紋が広がっている。
判決は、2007年3月27日。 |
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12月27日 パチンコ「大ヤマト」事件 |
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東京地裁/判決・請求棄却
東北新社は、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の映画の著作権を、製作総監督であったプロデューサーから譲渡された著作権所有者であるとし、「似た戦艦や人物の映像が使われて、著作権を侵害された」として、パチンコメーカーなど4社に、アニメ「大ヤマト」関連製品の製造・販売の差止め、損害賠償を求めて提訴していた。
しかし、東京地裁清水節裁判長は、経緯や契約から判断して、映画の著作権者は、プロデューサー個人ではなくプロデューサーの属する法人であると判断し、プロデューサー個人からの譲渡契約によった東北新社は著作権者ではなく、たとえ著作権者であったとしても、譲渡契約には翻訳権・翻案権譲渡が特掲されていないので翻案権の侵害にもあたらないとした。
また、「宇宙戦艦ヤマト」と「大ヤマト」の映像を比較し、本件映画の製作以前から戦艦が宇宙を飛ぶモチーフが作品化されていたとして、「特に目新しい表現ということはできない」と指摘して、東北新社の請求を棄却した。 |

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12月27日 パチスロ「大ヤマト」事件 |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴・和解)
東北新社は、パチスロゲーム機の製造メーカーなど3社に対し、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の映像を複製又は翻案した映像を用いてパチスロゲーム機を製造販売したとして、著作権法違反と不正競争防止法違反による損害賠償請求の訴訟を起こしていた。
東京地裁清水節裁判長は、パチンコゲーム機の場合と同様、「宇宙戦艦ヤマト」と「大ヤマト」の映像を比較し、ありふれた表現であるとした。また、「商品表示の著名性、周知性については、営業譲渡を伴う場合などの特段の事情がある場合を除き、原則としてこれを譲渡できない」とし、そのような特段の事情も認められないとして、不正競争防止法に基づく請求も棄却した。 |

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12月27日 「週刊ポスト」のイラク運動家への名誉毀損事件 |
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東京地裁/判決・請求一部認容、一部棄却
フランス在住のイラク人でイラク民主化運動の活動家である原告は、小学館発行の「週刊ポスト」が「サマワに派遣される自衛隊の安全をサマワの部族が確保することの対価として、日本政府から100億円を原告やサマワ部族長に拠出」することを、小泉首相との面談の際に密約させたとする記事を、同誌や英文ホームページに掲載したことに対し、名誉毀損による損害賠償や記事の削除、同週刊誌及びウェブサイトへの和文・英文での謝罪広告を求める訴えを起こしていた。
東京地裁定塚誠裁判長は、記事の主要部分は真実と認められず、「原告の日本国内及び国際社会での社会的評価が相当程度低下せしめられたことは明らかである」と述べ、原告の主張をほぼ認め、440万円の損害賠償金の支払いと、ウェブサイトに掲載された記事の削除を命じた。 |
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