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1月4日 「サウンドロゴ」著作物確認事件 |
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東京地裁/提訴
「すみともせいめい〜」という約2秒半のCM用「サウンドロゴ」をつくった作曲家生方則孝さんが、発注元の住友生命に対し、著作権の存在確認や使用料と賠償金500万円の支払いを求める訴えを東京地裁に起こした。「サウンドロゴ」はCMで企業の商品の名を印象づける短い音楽。住友生命は「サウンドロゴは著作物ではない」と主張し、生方さんは「短くても独立した音楽作品」と反論している。
生方さんは「CM音楽業界では制作者の権利がないがしろにされがちで、誰かが声を挙げないと改善されません」と話し、「短い秒数で印象的に訴えるには経験と技術が必要です」と独自性を主張している。 |
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1月13日 類似薬剤の不正競争事件A |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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1月13日 「ガシャポン」特許権侵害事件 |
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東京地裁/提訴
玩具大手のバンダイは、自社で製造販売しているカプセル入り玩具の自動販売機「ガシャポン」やカード自動販売機の特許権を同業のエポック社(東京都)が侵害しているとして、製造販売の差止めと5400万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
「ガシャポン」は現在、全国に約40万台設置されている。バンダイによると、客が代金を入れて商品を取り出す方法や、商品の補充方法が酷似しているという。 |
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1月18日 類似薬剤の不正競争事件B |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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1月18日 類似薬剤の不正競争事件C |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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1月20日 “天理教”名称の不正競争事件(3) |
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最高裁(二小)/判決・上告棄却
教義を異にする宗教団体が「天理教豊文教会」を名乗るのは誤認混同の恐れがあり、かつ宗教上の人格権を侵害するとして、天理教が「天理教豊文教会」に名称の抹消を求めた訴訟の上告審で、最高裁第二小法廷は「類似性を有し、紛らわしいのは明らかだが、天理教豊文教会も約50年にわたり宗教活動を行ってきたのであり、少なからぬ不利益が生ずるとしても、権利が違法に侵害されたということはできない」として、天理教側の上告を棄却した。 |
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1月20日 「2ちゃんねる」中傷事件(北海道南幌町) |
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札幌地裁岩見沢支部/判決・請求一部認容、一部棄却
「2ちゃんねる」の書き込みで名誉を傷つけられているのにそれを放置しているとして、大学助教授が掲示板の管理人に書き込みの削除と220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁岩見沢支部は慰謝料など110万円の支払い、書き込みの削除とともに、発信者がインターネットに接続したパソコンの識別番号などの情報を開示するよう管理人に命じた。
判決によると、同掲示板に04年3〜12月にかけて、助教授が人種差別主義者であるかのような中傷が12件掲載されたが、管理人は助教授の削除要請に応じなかった。 |
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1月25日 類似薬剤の不正競争事件D |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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1月26日 読売巨人軍への名誉毀損事件(週刊文春) |
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東京地裁/判決・請求一部認容、一部棄却
「週刊文春」の虚偽の記事で名誉を傷つけられたとして、プロ野球の読売巨人軍が文芸春秋に約3000万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は「記事には裏付ける証拠がない」として、文芸春秋に約300万円の支払いを命じた。
問題になったのは04年10月7日号の記事。ライブドアがプロ野球への参入を表明していた時期、巨人の球団社長らが楽天の三木谷社長を訪れ、プロ野球への参入を求めた、と報じた。 |
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1月26日 リクルート元会長への名誉棄損事件 |
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東京地裁/提訴
ライブドア事件に関する朝日新聞の記事で名誉を傷つけられたとして、リクルート社の元会長が朝日新聞社に200万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
元会長が問題としたのは、26日付朝刊の「虚飾 ホリエモン逮捕」というタイトルの連載記事。今回の事件と89年のリクルート事件をダブらせて関係者の話を紹介する中に誤報があると主張している。 |
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1月26日 日本振興銀行会長への名誉棄損事件 |
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東京地裁/判決・請求一部認容、一部棄却
「週刊現代」の記事で名誉を傷つけられたとして、日本振興銀行の会長が、講談社に3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は500万円の支払いを命じた。
問題となった記事は04年11月27日号の「日本振興銀行で疑惑マネー問題噴出」。富田善範裁判長は「虚偽の事実を前提として評論されたことで、原告の社会的評価は著しく低下した」と述べた。 |
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1月31日 「キューピー」著作権侵害事件D(ローズオニール)(2) |
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知財高裁/判決・控訴棄却
「キューピー」人形の著作権には、ローズ・オニール(1944年4月6日没)の著作に加え、ジョセフ・カラスの著作に係わるものもある。1947年及び1962年にローズ・オニール遺産財団の遺産管理人が、ジョセフ・カラスにローズ・オニールの著作権を15年の期間限定で譲渡契約を交わしていた。このジョセフ・カラスの相続人より著作権譲渡を受けたアメリカの会社から日本における著作権を譲渡されたという会社が、キャラクター・ビジネスを行うローズオニール キューピー・インターナショナル社のキューピー関連の許諾行為が著作権侵害だと訴え一審で却下されたが、不正を明確にしたいためとして、1000万円の損害賠償請求を10万円に変更して控訴した。高裁は、(1)著作権侵害だという行為の特定がないこと、(2)キューピーの著作権保護期間が日本においては平成17年5月で切れていて、訴えた会社の契約が平成17年3月16日締結と2か月にも満たない有効性では、不自然な契約であること、(3)しかも、契約後その著作権を活かした事業に着手した証拠もないと、請求棄却の原判決は相当と判じた。 |
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1月31日 類似薬剤の不正競争事件E |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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1月31日 類似薬剤の不正競争事件F |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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1月31日 類似薬剤の不正競争事件G |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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1月31日 インクカートリッジの特許権侵害事件(2) |
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知財高裁/判決・取消(上告)
プリンターのインクカートリッジの特許を持つキャノンが、使用済みカートリッジにインクを再注入した再生品の販売禁止を求めた訴訟の控訴審判決が知財高裁であった。篠原勝美裁判長は特許権の侵害を認め、販売会社に再生品の輸入、販売禁止と廃棄を命じるキャノン全面勝訴の逆転判決を言い渡した。
キャノンが同社製品の再生品を中国から輸入、販売している「リサイクル・アシスト」を提訴。一審・東京地裁は「再生品は『新たな生産』とは認められない」として請求を棄却し、キャノンが控訴していた。
知財高裁は、再生品が新たな「生産」にあたれば特許権を侵害し、「修理」なら侵害しない――という地裁が示した枠組みを否定。特許製品がいったん売られた後などは、特許権を侵害するものに対しても特許権者は販売差止めなど特許権の行使ができないが、例外的に行使が認められる場合があるとした。 |
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2月3日 日興コーディアルの謝罪広告請求事件 |
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東京地裁/提訴
証券大手の日興コーディアルグループは、2月1日発売の「夕刊フジ」が「日興コーデ粉飾疑惑 告発文書を入手」とする記事を掲載したことについて、発行元の産経新聞社に対し謝罪広告などを求める訴訟を起こした。
日興側は「会計基準に則り作成したもので粉飾に事実はない」としている。 |
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2月6日 カラオケ無断使用事件(クラブ) |
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大阪地裁/判決・請求一部認容、一部棄却
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2月8日 「フラッシュ」の名誉棄損事件 |
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東京地裁/和解
写真週刊誌「フラッシュ」の記事で名誉を傷つけられたとして、日本テレビと同社のプロデューサーが光文社に計7700万円の損害賠償を求めた訴訟は和解が成立した。光文社が同誌上に謝罪広告を掲載し、日本テレビ側に計200万円を支払う。問題の記事は04年6月22日号の「日テレ汚れた『所得隠し』」。 |
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2月9日 住基ネット・プライバシー侵害事件(関西6府県) |
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大阪地裁/判決・請求棄却(控訴)
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2月10日 類似薬剤の不正競争事件H |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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2月10日 次世代インターホンシステムの著作権侵害事件 |
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東京地裁/判決・請求棄却
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2月14日 HPへの漫画本無断掲載事件(刑) |
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福岡県警/逮捕
漫画本1万7000冊分を、著作権者の許可を得ずにインターネットのホームページに掲載したとして、福岡県警は東京の漫画喫茶の経営者ら3人を著作権法違反容疑で逮捕し、家宅捜索した。インターネットを利用した漫画配信の摘発は全国で初めて。 |
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2月24日 類似薬剤の不正競争事件I |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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2月24日 類似薬剤の不正競争事件J |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
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2月24日 偽「ナンバーナイン」販売事件(刑) |
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大阪府警生活安全特捜隊/逮捕
若者に人気のブランド「ナンバーナイン」の偽のTシャツなどをインターネットのオークションで販売したとして、大阪府警生活安全特捜隊は被服販売業の男を商標法違反容疑で逮捕した。
容疑者は01年以降、毎月1万点の偽者を販売。売上げは約23億円に上るとみられ、府警は裏付けを急いでいる。容疑者は「裏原宿系ブランド、99円から」などとネット上でPRしていた。 |
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2月27日 ジョン万次郎像の氏名表示権侵害事件(2) |
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知財高裁/判決・控訴棄却
高知県足摺岬にあるジョン万次郎の銅像の制作者は自分だとして、像の台座に作者として氏名が記されている知人男性を相手に、彫刻家が著作者人格権の確認などを求めた訴訟で、一審判決は彫刻家を著作者と認め、氏名を表示する権利があると判断した。この敗訴部分を不服とした男性が控訴した。高裁も、塑像制作で創作的表現を行った者は彫刻家であることを認め、男性は塑像制作の準備や粘土付けに関与しただけとの判断を示し、控訴請求を棄却した。 |
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2月27日 講習会資料の職務著作事件 |
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東京地裁/判決・請求棄却(控訴)
高砂熱学工業株式会社の元従業員は、会社在職中に平成12年度計装士技術維持講習会の講師を努めるために執筆した講習資料の著作権者だとして、次年度以降の講習会にその資料を複製して他の従業員等を後任に講習会を行ったことは著作権侵害だと訴え、高砂熱学工業と日本計装士工業会へ資料の廃棄、損害賠償、慰謝料支払い、不当利得返還などを求めた。裁判所は、会社が主張した職務著作の成立は認めなかったが、謝礼金の受領などから元従業員は複製権を許諾していると判示し、口述権、氏名表示権、同一性保持権の侵害はないと、請求を棄却した。 |
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2月28日 死刑囚手記事件(2) |
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知財高裁/判決・控訴棄却、拡張請求却下
強盗殺人事件を報じたドキュメンタリー番組『ザ・スクープ』のディレクターとキャスターを、犯人の死刑囚が、著作権、肖像権、プライバシー権等を侵害するとして、訴えていた事件の控訴審。死刑囚の小冊子『タイム・リミット魔の時間帯―その1−』や手紙、顔写真を無断で使用して、番組を制作し、関連書籍を出版したことは権利侵害だとして、請求額を200億円に拡張した訴えだった。判決は、黙示の承諾があったという判断に依る原判決は相当であるとして、その他の追加請求も理由がないと控訴請求を棄却した。 |
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