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【基礎編】 インターネットQ&A line
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 試聴曲のダウンロード
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回答: 雪丸真吾(弁護士・虎ノ門総合法律事務所)
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 日時限定で公開されている試聴曲をダウンロードして、CD−R等に保存することは、専用のソフトを使えば簡単に出来るそうですが、著作権法上問題無いのでしょうか? 自分ひとりで楽しむだけなのですが。
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 著作権法違反になります。
 ダウンロードした楽曲を売ったり、公表すれば「違法ソフト」になるので、完全に著作権侵害になりますが、自分ひとりで楽しむ私的使用、プライベートユースなら著作権法上適法とされる余地があります。しかしながら、このケースの場合は、単純なプライベートユースの問題ではありません。
 著作権者は製品を売るサンプルとして、 試聴曲を公開し、ファイルに日時を限定したロックをかけています。それを著作権者の許諾も得ずに、専用のソフトを使ってコピーするという行為は、平成11年の改正によりプライベートユースから除外されました。例え自分一人で楽しむにしろ、そのことで製作者に入る収入が減り、結果として、製作者(このケースの場合アーティスト)の活動が制限されてしまう可能性もありますので、こうした行為は違法です。
 
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(2004年2月)
 
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