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ユニ知的所有権ブックス・UIP著作権シリーズ | ||
Q&Aで学ぶ | |
『映像の著作権』 [第2版] |
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著者:二瓶和紀・宮田ただし 発行:太田出版 定価:2,800円(+税) |
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動画投稿から映像製作まで(映像にかかわる著作権のすべて) 技術の発達により、いまや映像は、受け取るものから発信するものへと移行しつつある。著作物としての「映像」の歩みを概観し、映像製作の現場で実際に起こるさまざまなトラブルについての具体的な考え方を提供する。 絵画や写真の“写り込み”の問題を受けて、著作権法の改正で追加された第30条の2や、文芸作品のテレビドラマ化の際、原作者と映像製作者の間で争われた「『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』ドラマ化事件」等、最新判例を反映した第2版。 映像制作に携わる人間がおさえておかねばならない著作権の基礎知識や、企画・撮影・編集現場で起こりうる、様々な知的所有権問題の対処方法を具体的にまとめた必携の書。 |
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<目次より> 序文 T 映像と映画 「映像」と著作権法でいう「映画」はどう違うのか/著作権法には「映像」という言葉はあるのか U 著作権の基礎知識 【映像の著作権を知るための第一歩】 保護される“著作物”とは/共同著作物とはどういうものか/著作物はいつまで保護されるのか/保護の対象にならない著作物や、自由に使える著作物/著作物の保護に登録は必要か/「著作者」と「著作権者」の違い/著作物は自由に改変できるのか/“著作者の名誉又は声望”を害してはならないとは/映像プロダクションの社員は、著作者になりうるか/“引用”とは/少人数で他人の著作物を自由に使える範囲とは/テレビ番組の録画の学校内での利用/営利を目的としない映画やテレビ番組の上映/「著作隣接権」とはどのような権利か/ネット上では著作権の規制は緩いのか V 映画の著作権の基本のQ&A [映画の著作物] 映画の著作物とは/ビデオゲーム(ゲームソフト)は映画の著作物か [映画の著作者] 映画の著作者は誰か/映画の著作者はどのように定められたのか/脚本家は映画の著作者になれるのか/企画者と発注者と製作者の関係/クラシカルオーサー、モダンオーサーとは何をいうか [映画の著作権] 映画の著作権者は誰か/フリーディレクターには権利はあるのか/フリーカメラマンには権利はあるのか/テレビの「制作・著作」「製作・著作」は何を表わしているのか [映画の著作権の保護期間] 旧法と現行法の保護期間はどう違うのか/映画の保護期間の「53年問題」とは何か/映画の保護期間が終了後の原作や脚本の権利は [映画の著作者人格権] 著作者人格権不行使の契約では改変に異議申し立てはできないのか/映画化の改変はどこまで許されるのか/「原作」としながら関係ないストーリー展開は許されるのか/公開されない映画に監督の公表権は働かないのか/リメイク権という権利はあるのか [著作隣接権] 俳優は映画の著作者ではないのか/ワンチャンス主義とは [映画の頒布権] 頒布権とはどのような権利か/ビデオゲーム(ゲームソフト)にも映画の頒布権の規定が適用されるのか W 映像製作と利用のための著作権Q&A [著作物と著作権関連] “新事実”は著作権法で保護されるのか/アイデアは著作権法で保護されるのか/ゲームソフトの連続する静止画は映画か/映像のDVD化の注意点は/タイトルの書は/絵画の写り込みは/旧法時代の写真の保護期間は/ダンスシーンの振り付けは著作物か/舞台セットや照明は著作物か/テレビ・映画のキャラクターは著作物か/SE(サウンドエフェクト/音響効果)は著作物か/番宣・プロモーション目的での公開は可能か/シナリオと原作者の関係は/動画をネット上で公開する場合の注意点/未使用の映像素材の著作権者は誰か/モニターテレビや監視カメラの映像は著作物か/ぬいぐるみや人形、プラモデルの著作権は/著作権消滅の放送映像は許諾が必要か/インターネット掲示板の情報は著作物か/海外の民謡の著作権は/著作権者不明の場合はどうしたらよいか/映画の原作・脚本の表示はどうすべきか/映像におけるコピーライト表記は必要か [著作者人格権] ドラマ化、映画化での原作者の人格権は/映画やテレビ番組の部分利用は問題ないのか/要約した“字幕テロップ”は改変か/デジタル処理による被写体の加工は改変か/完成後(納品後)の作品の改変は可能か/商品名等のモザイク化は許されるのか/外国作品の翻訳での同一性は/差別用語(不適切用語)の処理は/放送コードの法的根拠は [著作権の制限(引用と使用)] 映像を引用する場合の「正当な範囲」は/報道における適法引用の可否/他局の政治ニュース番組を引用できるか/映像とテーマ音楽、BGMの同時引用は/音声、音楽を引用する場合の「正当な範囲」/新聞紙面・雑誌誌面のインサートは自由に行なえるか/朗読による引用は可能か/昔の観光用映像の利用は/市販されている地図の利用は/番組宛ての手紙・メールの無断公開は [著作隣接権] コンサート撮影の制限/スポーツパブでのテレビ中継はよいのか/歌番組でのCMやアーカーブのインサート利用/実演家の人格権と著作者の人格権の違いは/歌舞伎の「型」は保護の対象か [肖像権・パブリシティ権] 故人の有名人の写真の利用は/有名人の名前の利用は/個人が撮ったニュース映像のブログ掲載/保護期間満了の映像の肖像権は/建築物や電車にパブリシティ権があるか/被取材者の意図に反した編集は許されるのか/公開放送の観覧者、素人参加番組の出演者の肖像権は/写り込んだ「個人情報」は/写り込んだ「プライバシー」は/過去のニュース映像での肖像権処理は/報道目的とはいえ個人の無断撮影は許されるのか [商標権 商品化されたキャラクター等] タレントグッズ、キャラクター文具の撮影に許諾は必要か/モチーフ、テーマとしての商品名の利用は可能か 巻末資料 <本書で取り上げている判例> アニメ映画『三人の騎士』日本語版事件 慰安婦法廷番組の改変事件 映画『Shall we ダンス?』の振りつけ侵害事件 映画のキャラクター「ライダーマン」事件 映画『やわらかい生活』シナリオ収録拒否事件 江差追分ノンフィクション翻案事件 NHKニュース番組の写真無断使用事件 観光映画『九州雑記』事件 管理著作物の著作権侵害にかかる損害賠償請求事件 黒澤作品のDVD化事件 ゲームソフト『猟奇の檻』事件 「五輪マーク」事件 『シェーン』格安DVD事件 史跡ガイドブック著作権侵害事件 『七人の侍』脚本著作権確認事件 照明カタログ『書』複製事件 スイートホーム事件 『ストリートビュー』プライバシー権侵害事件 『絶対音感』事件 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』ドラマ化事件 『総選挙当落予想表』事件 大河ドラマ『春の波濤』事件 大河ドラマ『武蔵』事件 中古のゲームソフト販売事件(アクト/エニックス) チャップリン映画の格安DVD事件 『超時空要塞マクロス』の著作権確認事件 ディグダグ事件 テレビ映画『私は貝になりたい』事件 テレビドラマの漫画翻案事件 『富山市・高岡市住宅地図』事件 ドラゴンクエストU事件 ニュース映画による名誉毀損事件 ネット掲示板書き込み無断使用事件 バス車体のペイント画事件 パックマン事件 バレエ振り付け、無断上演事件 三沢市勢映画『青い海』事件 『みのもんたの朝ズバッ!』プライバシー侵害事件 名馬の名前パブリシティ権事件 名馬の名前パブリシティ権事件(ダービースタリオン) 目覚め事件 モンタージュ写真事件 『山口組五代目継承式』ビデオの一部放映事件 『ライバル日本史』放送セット事件 『落日燃ゆ』事件 歴史小説の“参考文献”事件 『ローマの休日』他V53年作品の保護期間事件 |
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