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【事件名】松本清張・映像化リストの著作権侵害事件
【年月日】平成11年2月25日
 東京地裁 平成10年(ワ)第12109号 著作権侵害差止等請求事件
 (口頭弁論の終結の日 平成10年12月1日)

判決
東京都(以下住所略)
 原告 林悦子
右訴訟代理人弁護士 本橋美智子
同 小川昌宏
東京都(以下住所略)
 被告 株式会社中央公論社
右代表者代表取締役 嶋中雅子
東京都(以下住所略)
 被告 阿刀田高
右両名訴訟代理人弁護士 竹内澄夫
同 得丸大輔


主文
 原告の請求をいずれも棄却する。
 訴訟費用は原告の負担とする。

事実及び理由
第1 原告の請求
一 被告株式会社中央公論杜(以下「被告会社」という。)は、別紙「書籍目録」1及び2記載の書籍を出版、販売、頒布してはならない。
二 被告会社は、その住所地、営業所に存する被告会社所有の別紙「書籍目録」1及び2記載の書籍を廃棄せよ。
三 被告らは、原告に対し、連帯して金400万円及びこれに対する平成10年6月10日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。
四 被告らは、原告に対し、東京都中央区築地5丁目3番2号所在の朝日新聞社発行の朝日新聞日刊に、別紙「謝罪広告目録」1記載の謝罪広告を同目録2記載の掲載条件で1回掲載せよ。
第2 事案の概要
 本件は、原告が、別紙「松本清張作品映画化リスト」及び「松本清張作品テレビ化リスト」記載の松本清張の映像化された小説のリスト(以下「原告リスト」という。)についての著作権及び著作者人格権の侵害を理由として、被告会社に対し、被告会社発行の書籍について、出版・販売等の差止めと廃棄を求めるとともに、被告らに対し、謝罪広告の掲載と損害賠償の支払(訴状送達の日の翌日からの遅延損害金の支払を含む。)を求めている事案である。
一 争いのない事実
1 原告は、昭和54年から昭和59年までの間、作家・松本清張の著作に係る小説の映像化に関する業務を行う株式会社霧プロダクション(以下「霧プロ」という。)の従業員であり、昭和60年5月からは、霧プロと同様の業務を行う有限会社霧企画事務所(以下「霧企画」という。)の取締役兼従業員であった。
 被告会社は、雑誌図書の発行及び販売等を業とする株式会社であり、被告阿刀田高(以下「被告阿刀田」という。)は、直木賞を受賞した作家である。
2 被告会社は、平成8年4月、別紙「書籍目録」1記載の書籍(以下「本件書籍1」という。)を発行し、以来これを販売しているが、その巻末の「編集エッセイ」には、別紙「被告リスト」記載の映画化リスト及びテレビ・ドラマ化リスト(以下「被告リスト」という。)が被告阿刀田の著作に係るものとして掲載されている。また、被告会社は、平成9年12月、同目録2記載の書籍(本件書籍1を含む「松本清張小説セレクション」全36巻の巻末において被告阿刀田が執筆したエッセイを集めて1冊の本としたもの。以下「本件書籍2」といい、本件書籍1と本件書籍2を合わせて「本件書籍」と総称する。)を発行し、以来これを販売しているが、本件書籍2には、被告リストが転載されている。
二 争点
1 原告リストが著作物又は編集著作物に当たるか。
(原告の主張)
 原告リストは、松本清張の映像化された小説について、映画化されたものとテレビドラマ化されたものの2種類に区分したり、項目立てや脚本作成者や主な出演者の記載等に工夫を加えるなどして作成されたものであって、原告の思想を創作的に表現した、文芸及び学術の範囲に属する言語の著作物であり、そうでないとしても、素材の選択又は配列に創作性のある編集物として編集著作物に当たる。
 松本清張の小説は、極めて多数かつ長期問にわたって映像化されているため、その映像化に関するリストの作成には多くの困難を伴うものであって、原告リストは、極めて価値の高い貴重な資料である。
(被告らの主張)
 原告リストは、歴史的な事実のみをありのまま簡潔に記載したものであり、思想又は感情を創作的に表現したものとはいえないから、言語の著作物に当たらない。また、原告リストが編集物であるとしても、その素材の事実情報たる性質上、素材の選択又は配列に創作性を発揮する余地は極めて少なく、編集著作物になり得るものでもない。
2 原告リストの著作者が原告か。
(原告の主張)
 原告は、昭和56年ころに自らの判断で松本清張の小説の映像化に関するリストの作成に着手し、昭和60年6、7月ころからこれに本格的に取り組み、原告リストを作成したものであり、霧プロないし霧企画の職務上作成したものではなく、霧プロないし霧企画の名義で原告リストを公表したこともない。したがって、原告リストの著作者は、原告である。
(被告らの主張)
 仮に原告リストが著作物に当たるとしても、原告リストは、霧プロないし霧企画の発意に基づき、その名義で公表することを予定して、その従業員である原告が職務上作成したものであるから、原告リストの著作者は、霧プロないし霧企画であって、原告ではない。
3 被告リストの掲載が原告の著作権及び著作者人格権を侵害するか。
(原告の主張)
 原告は、平成6年12月18日、被告会社の従業員である宮田毬栄(以下「宮田」という。)から、被告阿刀田が清張作品の映像化についてのエッセイを執筆する際の参考資料として、清張作品の映像化リストを送付するよう依頼を受け、宮田に対し、原告リストを送付した。被告阿刀田は、原告が宮田に対して送付した原告リストに依拠し、その一部について改変、削除を行って、原告リストと極めて類似する被告リストを著作し、これを被告阿刀田の著作に係るものとして本件書籍に掲載した。したがって、被告リストの掲載は、原告リストの複製に当たり、原告の著作権及び著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)を侵害する。
4 原告の損害額
(原告の主張)
 原告は、被告らの右著作権侵害行為によって、精神的損害を被ったところ、これを慰謝するに足りる金額は、200万円を下らない。
 また、原告は、被告らの右著作者人格権侵害行為によって、精神的損害を被ったところ、これを慰謝するに足りる金額は、200万円を下らない。
5 謝罪広告の要否
(原告の主張)
 原告の著作者としての名誉は、金銭支払で償えるものではなく、これを回復するためには、第1(原告の請求)の四掲載の謝罪広告が必要である。
第3 当裁判所の判断
一 争点1について
1 原告リストは、別紙「松本清張作品映画化リスト」及び「松本清張作品テレビ化リスト」記載のとおり、まず、松本清張の小説の映画化に関する事項のうち、題名、封切年、製作会社名、監督名、脚本作成者名、主な出演者名を、また、そのテレビドラマ化に関する事項のうち、題名、放送年月日、番組名、放送局名、制作会社名、監督名、脚本作成者名、主な出演者名、視聴率を、それぞれ一覧表にまとめたものである。
 映画化に関する事項については、昭和32年封切りの「顔」を筆頭に昭和59年封切りの「彩り河」に至るまでの全35作品が封切年順に並べられ、各作品ごとに「題名」、「封切年」、「製作会社」、「監督」、「脚本」、「主な出演者」の順序で記載欄が設けられ、それぞれの該当事項が記されている。(ただし、「黄色い風土」という映画については、「主な出演者」が記されていない。)「題名」の欄には、原作の題名と映画の題名が異なるものについて原作の題名が併せて括弧書きで記されており、「脚本」及び「主な出演者」の欄には、いずれも脚本作成者及び主な出演者の名前が最大2名まで上下2段書き又は左右並記の形式で記されている。
 テレビドラマ化に関する事項については、昭和50年10月18日放送の「遠い接近」から平成7年1月16日放送の「父系の指」に至るまでの、昭和51年放送分のものを除く155作品が放送年月日順に並べられ、最後に「微笑の儀式」が加えられて、合計156の各作品ごとに「題名」、「放送年月日」、「番組名」、「放送局」、「制作会社」、「監督」、「脚本」、「主な出演者」、「視聴率」の順序で記載欄が設けられ、それぞれの該当事項が記されている(ただし、該当事項が一部記されていないものもある。)。「題名」の欄には、原作の題名とテレビドラマの題名が異なるものについてテレビドラマの題名が併せて括弧書きで記されており、「監督」、「脚本」及び「主な出演者」の欄には、いずれも監督、脚本作成者及び主な出演者の名前が最大2名まで上下2段書き又は左右並記の形式で記されている。「視聴率」の欄には、一つないし異なる二つの数値が記され、連続ドラマについては、平均視聴率が記されている。
2 原告リストは、前記のとおり、松本清張の小説の映画化及びテレビドラマ化に関する事項を一覧表にまとめたものであり、該当事項以外には何らの言語的記載がないから、その記載内容をもって、思想又は感情を創作的に表現したものということはできない。したがって、原告リストが言語の著作物に当たるということはできない。
3 もっとも、原告リストは、一応、事実情報を素材とした編集物ということができるから、その素材たる事実情報の選択や配列に創作性があれば、編集著作物として著作権法上保護される余地がある。そこで、更にこの点について検討することとする。
(一) 乙第1号証ないし第3号証、第4号証の1及び2、第5号証の1ないし3、第6号証の1ないし3、第8号証の1ないし3、第9号証の1及び2、第10号証、第11号証の1及び2並びに弁論の全趣旨によれば、次の事実が認められる。
(1)映画の宣伝広告においては、一般に、原作者名、製作会社名、監督名、主な出演者名、脚本作成者名が記されており、テレビドラマの宣伝広告や新聞におけるテレビ番組表などにおいても、原作者名、監督名、主な出演者名、脚本作成者名が記されているのが一般である。また、映画の宣伝広告等においては、必ずしも原作の内容に従ってその主人公を演じる者を主な出演者として記しているものではなく、例えば、昭和52年封切りの映画「霧の旗」の宣伝広告には、主な出演者として「山口百恵/三浦友和」と記されている。
(2)「映画年鑑」という書籍には、昭和11年の出版以来、題名、封切年月日、製作会社、企画者、監督名、原作者名、脚本作成者名、美術担当者名、音楽担当者名、主な出演者名などの事項が、個々の映画ごとに順次記される形式で多数収載されている。また、平成10年4月25日発行の「ぴあシネマクラブ」という書籍には、題名、製作年、製作会社、製作総指揮者名、製作者名、監督名、原作者名、脚本作成者名、美術担当者名、音楽担当者名、主な出演者名、カラー・モノクロの別、上映時間、主要映画祭受賞記録などの映画に関する事項が、個々の映画ごとに順次記される形式で多数収載されている。
(3)平成6年5月1日発行の「テレビドラマ全史」という書籍には、昭和28年から平成6年までに放送されたテレビドラマについて、題名、放送局名、放送日時、脚本作成者、原作者名、演出者名、出演者名などの事項が、個々のドラマごとに放送日時順に従って一覧表の形式で収載されている。
(二) 前記認定の事実に照らせば、小説の映画化に関する事項に関し、題名、封切年、製作会社名、監督名、脚本作成者名、主な出演者名を、また、小説のテレビドラマ化に関する事項に関し、題名、放送年月日、番組名、放送局名、制作会社名、監督名、脚本作成者名、主な出演者名、視聴率を、それぞれ項目として選択し、その順序に従って配列して、右の該当事実を整理・編集することは、従来の事実情報資料においても採られていたものであって、原告リストがこの点において何らかの独自性、新規性を有するとは認めることができず、また、題名、監督名、脚本作成者名、主な出演者名等の各事項における個々の事実情報の選択・配列の点においても、原告リストが著作物として保護すべき創作性を有するものとは認められない。
(三) なお、原告は、原告リストについて、その作成の困難性や資料としての価値の高さを強調するが、著作権法により編集物著作物として保護されるのは、編集物に具現された素材の選択・配列における創作性であり、素材それ自体の価値や素材の収集の労力は、著作権法によって保護されるものではないから、仮に原告が事実情報の収集に相当の労を費やし、その保有する情報に高い価値を認め得るとしても、そのことをもって原告リストの著作物性を認めることはできない。
(四) 以上検討したところによれぱ、原告リストが編集著作物に当たるということもできない。
二 したがって、原告の請求は、その余の点について判断するまでもなく、理由がない。
 よって主文のとおり判決する。

東京地方裁判所民事第46部
 裁判長裁判官 三村量一
 裁判官 長谷川浩二
 裁判官 中吉徹郎


書籍目録
1題号 松本清張小説セレクション第18巻「空の城」
 発行 株式会社中央公論杜
 編集 阿刀田高
 初版発行日 平成8年4月10日
2題号 松本清張あらかると
 発行 株式会社中央公論社
 著作 阿刀田高
 初版発行日 平成9年12月7日

謝罪広告目録
1 株式会社中央公論社は、当社発行の松本清張セレクション第18巻「空の城」及び「松本清張あらかると」に掲載した阿刀田高著作名義の「編集エッセイ 映像化の王者」の映像化リストは、林悦子氏の著作したものであることをここに表明致します。
 当社及ぴ阿刀田高は、林悦子氏に無断で同リストを阿刀田高の名義で掲載したことについてここに深くお詫び申し上げます。

2 朝日新聞全国版朝刊 広告欄
 2段抜き幅5センチメートルの大きさ
 
松本清張作品映画化リスト
No. 題名 封切年 制作会社 監督 脚本 主な出演者
1 1957
昭32
松竹 大曾根辰保 井手雅人
瀬川昌治
大木実・岡田茉莉子
2 張込み 1958
昭33
松竹 野村芳太郎 橋本忍 大木実・高峰秀子
 3〜6略
7 かげろう絵図 1959
昭34
大映 衣笠貞之助 衣笠貞之助
犬塚稔
市川雷蔵・山本富士子
8 危険な女(地方紙を買う女) 1959
昭34
日活 若杉光夫 原源一郎 渡辺美佐子・芦田伸介
9 波の塔 1960
昭35
松竹 中村登 沢村勉 有馬稲子・津川雅彦
 10〜14略
15 黄色い風土 1961
昭36
ニュー東映 石井輝男 高岩肇  
16 考える葉 1962
昭37
東映 佐藤肇 棚田吾郎 鶴田浩二・江原真二郎
17 風の視線 1963
昭38
松竹 川頭義郎 楠田芳子 佐田啓二・新珠三千代
 18〜28略
29 霧の旗 1977
昭52
東宝 西河克巳 服部佳 山口百恵・三浦友和
30 鬼畜 1978
昭53
松竹 野村芳太郎 井手雅人 岩下志麻・緒方拳
 31〜33略
34 迷走地図 1983
昭58
松竹 野村芳太郎 古田求
野村芳太郎
勝新太郎・岩下志麻
35 彩り河 1984
昭59
松竹 三村晴彦 三村晴彦
加藤泰
名取裕子・真田広之

松本清張作品テレビ化リスト
NO. 題名 放送年月日 番組名 放送局 制作会社 監督 脚本 主な出演者 視聴率
1 遠い接近 S.50.10.18. 土曜ドラマ NHK NHK 和田勉 大野靖子 小林桂樹
荒井注
15.7
 2〜5略
6 二階 S.52.2.6. 東芝日曜劇場 TBS TBS   服部佳 十朱幸代
山口崇
21.5
 7〜15略
16 声(ダイヤルは死の曝き) S53.3.4. 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 松竹 水川淳三 吉田剛 音無美紀子 16.9
17〜29略
30 犯罪広告 S.54.1.20. 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 松竹 水川淳三 吉田剛 檀ふみ
田村亮
17.3
  31〜34略
35 帝銀事件 S.55.1.26. 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 霧ブロ・松竹 森崎東 新藤兼人 仲谷昇
田中邦衛
23.7
  36〜42略
43 強き蟻 S56.6.25. 木曜ゴールデンドラマ 日本テレビ 東映 香坂信之 重森孝子 浜木綿子
加藤嘉
20.0
  44〜49略
50 黒革の手帳 57.1/4-6回 連続ドラマ テレビ朝日 松竹 山内和郎 服部佳 山本陽子
田村正和
17.4(平均)
  51〜65略
66 霧の旗 S58.1.4. 火曜サスペンス劇場 日本テレビ 霧プロ・松竹 せんぼんよしこ 市川森一 大竹しのぶ
二谷英明
22.1 21.7
 67〜84略
85 黒革の手帳 59.1/5-2/24 花王愛の劇場 TBS 霧プロ・松竹 富本壮吉  他 柴英三郎 他 大谷直子
戸浦六宏
 
  86〜91略
92 砂の器(再編集) S.60.2.22. 金曜女のドラマスペシャル フジテレビ 俳優座映画 富永卓二 隆巴 仲代達矢
田村正和
23.2 23.0
  93〜97略
98 黒い樹海 S.61.1.4. 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 霧企画・松竹 池広一夫 吉田剛 中井貴恵
山本学
21.1 24.5
99〜108略
109 絢燗たる流離(第一話) S.62.3.30. 4夜連続ドラマ テレビ朝日 霧企画・松竹 真船禎 吉田剛 真野響子
江原真二郎
8.9 9.7
  110〜115略
116 潜在光景(清張サスペンス) S.63.9.5. 月曜サスペンス フジテレビ 霧企画・松竹 富本壮吉 岩間芳樹 水谷豊
大谷直子
17.3
  117〜120略
121 捜査圏外の条件 H.1.7.4. 火曜サスペンス劇場 日本テレビ 霧企画・松竹 田中登 宮川一郎 古谷一行
伊藤蘭
19.4 19.1
  122〜123略
124 家紋 H.2.2.6. 火曜サスペンス劇場 日本テレビ 霧企画・松竹 山根成之 大野靖子 若村麻由美
井川比佐志
25.0 17.5
  125〜127略
128 数の風景 H.3.3.30. 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 霧企画・東映 松尾昭典 大野靖子 古谷一行
島田陽子
11.5 12.9
  129〜137略
138 たづたづし H.4.1.7. 火曜サスペンス劇場 日本テレビ NTV映像センター 嶋村正敏 宮川一郎 古谷一行
吉川十和子
17.0
  139〜143略
144 影の地帯 H.5.4.27. 火曜サスペンス劇場 日本テレビ 霧企画・松竹 長尾啓司 大藪郁子 古谷一行
増田恵子
21.0 20.5
  145〜148略
150 ゼロの焦点 H.6.6.1-4 BSサスペンス NHKBS NHK名古屋 伊豫田静弘 清水邦夫 斎藤由貴萩尾みどり  
 151〜154略
155 父系の指 H.7.1.16. 月曜ドラマスペシャル TBS TBS 堀川敦厚 高木凛    
156 微笑の儀式   火曜サスペンス劇場 日本テレビ 霧企画・レオナ 長尾啓司 金子成人    

被告リスト
映画化リスト
  題名 封切年 制作会社 監督 脚本 主な出演者
1 一九五七年 松竹 大曾根辰保 井手雅人
瀬川昌治
大木実・岡田茉莉子
2 張込み 一九五八年 松竹 野村芳太郎 橋本忍 大木実・高峰秀子
 3〜6略
7 かげろう絵図 一九五九年 大映 衣笠貞之助 衣笠貞之助
犬塚稔
市川雷蔵・山本富士子
8 危険な女(地方紙を買う女) 一九五九年 日活 若杉光夫 原源一郎 渡辺美佐子・芦田伸介
9 波の塔 一九六〇年 松竹 中村登 沢村勉 有馬稲子・津川雅彦
 10〜14略
15 黄色い風土 一九六一年 ニュー東映 石井輝男 高岩肇 鶴田浩二・佐久間良子
16 考える葉 一九六二年 東映 佐藤肇 棚田吾郎 鶴田浩二・江原真二郎
17 風の視線 一九六三年 松竹 川頭義郎 楠田芳子 佐田啓二・新珠三千代
 18〜28略
29 霧の旗 一九七七年 東宝 西河克巳 服部佳 山口百恵・三浦友和
30 鬼畜 一九七八年 松竹 野村芳太郎 井手雅人 岩下志麻・緒方拳
 31〜33略
34 迷走地図 一九八三年 松竹 野村芳太郎 古田求
野村芳太郎
勝新太郎・岩下志麻
35 彩り河 一九八四年 松竹 三村晴彦 三村晴彦
加藤泰
名取裕子・真田広之

テレビ・ドラマ化リスト
  題名 放送年月日 番組名 放送局 制作会社 監督 脚本 主な出演者
1 遠い接近 '75.10.18 土曜ドラマ NHK NHK 和田勉 大野靖子 小林桂樹・荒井注
 2〜5略
6 二階 '75.2.6 東芝日曜劇場 TBS TBS   服部佳 十朱幸代・山口崇
 7〜15略
16 声(ダイヤルは死の曝き) '78.3.4 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 松竹 水川淳三 吉田剛 音無美紀子
17〜29略
30 犯罪広告 '79.1.20 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 松竹 水川淳三 吉田剛 檀ふみ・田村亮
  31〜34略
35 帝銀事件 '80.1.26 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 霧ブロ・松竹 森崎東 新藤兼人 仲谷昇・田中邦衛
  36〜42略
43 強き蟻 '81.6.25 木曜ゴールデンドラマ 日本テレビ 東映 香坂信之 重森孝子 浜木綿子・加藤嘉
  44〜49略
50 黒革の手帳 '82.1/4〜(6回) 連続ドラマ テレビ朝日 松竹 山内和郎 服部佳 山本陽子・田村正和
  51〜65略
66 霧の旗 '83.1.4 火曜サスペンス劇場 日本テレビ 霧プロ・松竹 せんぼんよしこ 市川森一 大竹しのぶ・二谷英明
 67〜84略
85 黒革の手帳 '84.1/5〜2.24 花王愛の劇場 TBS 霧プロ・松竹 富本壮吉 他 柴英三郎 他 大谷直子・戸浦六宏
  86〜91略
92 砂の器(再編集) '85.2.22 金曜女のドラマスペシャル フジテレビ 俳優座映画 富永卓二 隆巴 仲代達矢・田村正和
  93〜97略
98 黒い樹海 '86.1.4 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 霧企画・松竹 池広一夫 吉田剛 中井貴恵・山本学
99〜108略
109 絢燗たる流離(第一話) '87.3.30 四夜連続ドラマ テレビ朝日 霧企画・松竹 真船禎 吉田剛 真野響子・江原真二郎
  110〜115略
116 潜在光景 '88.9.5 月曜サスペンス フジテレビ 霧企画・松竹 富本壮吉 岩間芳樹 水谷豊・大谷直子
  117〜120略
121 捜査圏外の条件 '89.7.4 火曜サスペンス劇場 日本テレビ 霧企画・松竹 田中登 宮川一郎 古谷一行・伊藤蘭
  122〜123略
124 家紋 '90.2.6 火曜サスペンス劇場 日本テレビ 霧企画・松竹 山根成之 大野靖子 若村麻由美・井川比佐志
  125〜127略
128 数の風景 '91.3.30 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 霧企画・東映 松尾昭典 大野靖子 古谷一行・島田陽子
  129〜137略
138 たづたづし '92.1.7 火曜サスペンス劇場 日本テレビ NTV映像センター 嶋村正敏 宮川一郎 古谷一行・吉川十和子
  139〜143略
144 影の地帯 '93.4.27. 火曜サスペンス劇場 日本テレビ 霧企画・松竹 長尾啓司 大藪郁子 古谷一行・増田恵子
  145〜148略
150 ゼロの焦点 '94.6.1 6.4   NHKBS NHK名古屋 伊豫田静弘 清水邦夫 斎藤由貴・萩尾みどり
 151〜154略
155 父系の指 '95.1.16 月曜ドラマスペシャル TBS TBS 堀川敦厚 高木凛 泉ピン子
156 ゼロの焦点 '95.2.18 2.25 土曜ドラマ NHK NHK名古屋 伊豫田静弘 清水邦夫 斎藤由貴
157 微笑の儀式 '95.3.7 火曜サスペンス劇場 日本テレビ レオナ 長尾啓司 金子成人 役所広司
158 夜光の階段 '95.9.25 月曜ドラマスペシャル TBS テレパック 大浦清 大野靖子 東山紀之
159 書道教授 '95.11.24 土曜ワイド劇場 テレビ朝日 大映テレビ 松尾昭典 大野靖子 風間杜夫
160 留守宅の事件 '96.1.9 火曜サスペンス劇場 日本テレビ 松竹 嶋村正敏 大野靖子 古谷一行
161 白い闇 '96.2.8 木曜洋画劇場特別企画 テレビ東京 CAL 木下亮 須川栄三 大竹しのぶ

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